こだわり1
日本酒と同じ工程でつくられた植物性乳酸発酵飲料
先代の寺田啓佐さんがお客さまを蔵に案内した際に酒母(日本酒を醸造するためにつくられた酵母)を味見してもらったところ、そのおいしさにとても驚かれたことから製品づくりが始まりました。
お酒が苦手な人や子どももおいしく飲める発酵飲料をつくろうと形になったものがPUKUです。
菌たちがプクプクと息づく様子から「PUKU」という名前がつきました。
そのつくり方は、昔ながらの酒づくりの行程を活かして日本酒と同じ工程でつくられています。
洗米して水に浸漬したお米を、大きな釜にのせた甑(こしき)という大きな蒸籠に入れ、布で蓋をしてお米を蒸します。
直径2メートルほどの甑から上がる湯気は迫力満点。
蒸し上がった熱々のお米をを麻布に広げ、手で素早く広げて、適温まで下げます。
そして冷ましたお米を米麹と水が入ったタンクに入れ、櫂(かい)でゆっくりと混ぜ合わせます。その後、冷蔵庫に入れて低温でゆっくり発酵させ乳酸発酵を促します。
発酵過程で酵母が働くとお酒になってしまうので、その手前の段階で、ゆっくりと甘みと酸みを引き出すのが難しいのだそうです。蔵人たちの経験と技が生きた逸品です。
こだわり2
蔵に棲みつく天然菌が醸す
世の中で流通するお酒は、メーカーから購入したり自社で開発した化学的な純粋培養菌で醸造するのが一般的ですが、 PUKUは酒蔵に棲みつく自然の菌で醸造しています。
「麹菌」、「乳酸菌」は全て寺田本家の蔵に棲みついている天然菌です。天然菌の生命力が満ち溢れています。
天然菌について詳しくは
こちらの記事をご覧ください。
こだわり3
原料は自然栽培100%
菌が良ければ発酵がうまく進んでおいしい発酵食品ができあがるのかといえば、そうではありません。天然菌の発酵に欠かせないのが原材料の質です。
PUKUの原材料は自然栽培米のみです。
自然栽培で育てられたお米は農薬も肥料も使わないため、稲は自然のリズムで育ちます。
他の栽培に比べて成長するスピードはゆっくりですが、根を長く伸ばし、自らの力でじっくり育ちます。身体にすっと馴染むような、クリアな味わいです。
そんな自然栽培のお米は腐りにくい傾向にあります。
それは発酵でも同じ。農薬も肥料も使わず育てられたお米の生命力と天然菌が合わさることで、腐敗よりも発酵に傾きやすく、菌が働きやすい条件が整っておいしく発酵することができます。
つくり手
常に発酵し続ける自然酒の蔵、寺田本家
創業350年。
先代の寺田啓佐さんの「本来の日本酒、自然の摂理に任せた、微生物が主役の日本酒をつくりたい」という想いから、原材料と菌、そして製造方法にまでこだわった自然酒づくりに取り組み始めました。
今では全て農薬不使用のお米を原材料に、添加物を一切使わず、蔵付きの天然菌でお酒を仕込んでいます。
地元の無農薬で栽培されたお米と地下水に、自分たちで採取した麹菌を付けた米麹を合わせて発酵させる酒づくり。菌たちが気持ちよく働けるように、環境や道具も自然素材に変えていきました。
そんな酒づくりに真摯に向き合う姿勢から、今では「自然派の日本酒といえば寺田本家」と呼ばれるほど。
「エイサー」「ホイサー」 掛け声をかけながら、蔵人たちが多くを手作業で行っています。蔵人たちによって手際よく進む作業の音は、掛け声とともに蔵に響き、郷愁を感じさせます。
そんな寺田本家では、「微生物との共生や心地よい場が発酵を生み出すということを伝え広めていきたい」という想いを映し出すお酒が、毎日活き活きと発酵しています。
たのしみかた1
朝やお風呂上りなどにさっぱりと
あまざけよりも甘さは控えめで少し酸味があるヨーグルトのような爽やかな風味は、朝やお風呂上りなどにぴったり。冷やしてそのままお召し上がりください。
さっぱりした味わいなので、あまり食欲がない時や、風邪などひいた時にもどうぞ。すっと喉を通り、身体に染み渡るような感覚はPUKUならでは。「製品を通して、発酵のすばらしさ・おいしさ・楽しさをお伝えしていきたい」という寺田本家そのままのような優しい味のドリンクです。
たのしみかた2
即席キムチの素にも
■即席水キムチ
季節のお野菜と塩とPUKUで簡単に水キムチが作れます。
韓国の伝統的な漬物の一種で唐辛子を使わないタイプのキムチ。
夏野菜全般と相性が良いので色々な野菜でお試しください。
★「即席水キムチ」のレシピはこちら
保存方法
開封後はお早めに
開封後はお早めにお召し上がりください。
※自然な発酵の特性により、製造ごとに濃度が多少変わる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ナチュラル・ハーモニーオリジナル商品はこちら