世界的な天候異変により作物の生産は不安定な中、オリーブの生産量はイタリア全体で2023年・2024年は近年稀に見る不作が続きました。しかしそのような中でも、アブルッツォ州ペンネにあるアサクラ農園では両年とも豊作という結果でした。
アサクラ農園ではオリーブの根が土中にしっかり張れるように、上にまっすぐ伸びる徒長枝をカットしない剪定をしています。畑の下草は収穫期の直前まで刈り取らず、畑の環境そのままで最大限に自然の営みに任せた栽培をしています。そのため生物多様性は年々増し、オリーブもコンディションと味わいが毎年変化しています。近年アサクラ農園での収穫期は近隣の農園よりも早まってきており、従来の熟期よりも早くに実が熟し始めるのは珍しい現象だそうです。
2023年収穫分からの試みとして、収穫期前半(早摘みPremium)と後半(従来品のStandard)で2つのタンクに分け、早摘みはフレッシュで軽やか、スタンダードはスパイシーで濃厚な2種類の味わいとして販売開始しました。
2025年に自然栽培歴20年目を迎えたアサクラ農園の大地と自然の恵みと、熟成による味わいの変化をぜひお楽しみください。
マイルドな味わいの中に程良いスパイシーな後味が特徴
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イタリアの在来種のオリーブを自然栽培し、オイルに。
フルーティかつ野性味のある風味。無ろ過なので熟成するにつれて変化する味わいです。
1年に1回しか入荷しない数量限定の商品です。
こだわり1
自然栽培、在来品種へのこだわり

原料は、農薬も肥料もまったく使わない畑で育った「自然栽培オリーブ」。
イタリア アブルッツォ州ペンネというオリーブの有名な産地で、二十数年間農薬も肥料も一切施さずほったらかしにされていたオリーブ畑を「アサクラ農園」として、2006年から自然栽培をスタートしました。
太陽・雨・風・大地の自然の循環を活かすため、広い敷地に、通常よりもゆったりとした間隔で木が並んでいます。
病気に強く、味を良くたくさん収穫するために品種改良されたオリーブを使うのが一般的で、在来種はどんどん少なくなっているのが現状です。
アサクラ農園では、古くから大切に受け継がれている、その土地固有の品種を育て守っています。
一般的なオリーブオイルは味のバランスをとるために複数のオリーブを混ぜて作りますが、「アサクラオイル」はイタリアの在来種「ディリッタ」という単一の品種しか使っていません。
こだわり2
収穫後すぐに搾油

オリーブオイルを美味しくつくるには、収穫してから搾油までを極力短くすることが重要。
ちょうどオリーブが熟しオリーブオイル作りの最盛期を迎える頃には、搾油所はどこもいっぱいで順番待ち。収穫から何日も待たなければならないこともしばしばです。
せっかくいいオリーブを育てても、収穫後に劣化させてしまったらその良さを活かすことができません。
アサクラオイルはオリーブの熟し加減がやや早めの段階で収穫し、収穫後そのまま搾油所に持ち込んで、オリーブの劣化が始まる前に油にしてしまいます。
熟し加減が早いと、とれる油も通常より少なくなるのですが、それよりも確実に収穫から搾油までの時間を短くすることを優先し品質を追求しました。
28℃以上にならないコールド抽出法にて分離し、最後は無ろ過で搾り出した油をそのまま瓶詰め。
果肉も混ざりこんだままなので、白濁し濃厚なオイルになります。