一年のうちで最もマカイバリ茶園の特徴を表している『夏摘み紅茶 セカンドフラッシュ』。
新芽を中心に茶摘みした最高級グレードのシルバーティップスは1996年に米国紅茶マスターズ協会で歴代世界最高値を記録し、マカイバリ茶園の名を世界的に有名にしたほどです。
シルバーティップスは、特別に限られた茶畑の新芽を中心に手揉みによって製造される最高級茶葉。市場には出回らない特別注文品で、鼻腔に抜けてゆく贅沢な香りととろみのある甘味が特徴です。
上質な中国種の茶木を用いるだけでなく、茶畑の傾斜や日照時間、製造工程にいたるまでマカイバリ茶園がこだわりぬいてつくりあげました。
2024年の春摘みファーストフラッシュの時期は旱魃と熱波に悩まされたマカイバリ茶園でしたが、夏は適度な雨量と気温に恵まれました。
気候条件が整った7月21日の満月前後の、バイオダイナミック農法(※)でもっともエネルギーが集約された数日にわたり作られました。
日どりと部位が限られることで極めて少ない量しか採れず、数日間かけて茶摘みをしてつくられた紅茶は大変貴重です。
日本向けにつくられた特別仕様はクローナル種からつくられたFTGFOP-1Sで新芽を多く含み、銅褐色に輝く茶葉からは丁寧につくられたことが分かります。香りに華やかさがあり、雑味のない透明感の中にマカイバリ茶園のオーガニックならではの優しさを感じる特別な紅茶をぜひお楽しみください。
※バイオダイナミック農法
有機農法の最高峰と言われており、マカイバリ茶園では世界で最初にバイオダイナミック農法による茶栽培を実施しました。
オーストリアの人智学者ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに体系化されたもので、生物の潜在的な力を導き出し、土壌に活力を与え、作物を育てる農法とされています。
除草剤や殺虫剤、化学肥料などは一切使用せず、自然の物質から生成された調合剤を茶畑に散布したり、茶摘みなどの作業を月や天体の運行に則して行います。
バイオダイナミック農法とは、太陽・水・空気・土・動植物すべてが互いに関連・調和しあった、ホリスティックな環境の中で栽培を行う方法なのです。