こだわり1
自然栽培でのお茶栽培
「お茶は農薬と化学肥料で作るもの」と言われるほど、大量の化学物質が使用されています。
戦後の日本のお茶栽培は、大量の肥料をまいて色が濃く甘みの強いきれいなお茶を目指してきました。
その結果、土とお茶の木は弱り、大量の農薬を撒かないと維持できなくなっているのが現状です。
肥料があると、浅い根で栄養を吸収してしまい、根を深く張らなくなります。さらに、土づくりをしなくても育ってしまうため、次第に土は弱り、まるで砂漠のようになってしまいます。
本来、お茶の木は地下深くまで根を伸ばし、乾燥や干ばつにも強い植物でしたが、今ではお茶畑に大量の水を撒く必要が出てきています。
お茶の生産者である健一自然農園は、40年以上無農薬を続けてきた茶畑を譲り受け、自然栽培のお茶栽培を開始しました。
品質を守るため大型機械は使わず、茶葉はすべて手作業で丁寧に刈り取っています。
ナチュラル・ハーモニーで使用しているお茶は、自然栽培歴の長いものを厳選しており、最低でも8年以上自然栽培された茶葉のみを使用しています。
最近は日本茶離れが進んでいると言われていますが、濃厚な味に胸やけを感じて敬遠してしまった、という方もいらっしゃるかもしれません。
自然栽培のお茶は、そうした印象をくつがえし、あっさりとした味わいの中に爽やかな香りと、お茶本来の風味を感じていただけます。
のどごしもやさしく、体にすっとなじむような感覚を味わえるはずです。
ぜひ、本来の日本茶の美味しさをご堪能ください。
こだわり2
お茶の木を使った自然エネルギーでの生産
生産から加工までの工程で、できる限りエネルギーを使わないようにしています。
通常使われる重油や電気を使わず、熱源はすべて薪火。
また、薪の材料はお茶の木を利用しています。
つくり手
土地の自然環境を生かすお茶栽培
奈良県の都祁村(つげむら)にある、大和高原と呼ばれている地に健一自然農園はあります。
標高400~500メートルに位置する茶畑は、寒さが厳しく5月でも霜が降りるほど。
健一自然農園の畑には、多くの種類の草が自生しており、春にはチョウ、秋にはトンボなど、草の種類以上に多様な生き物たちが集まる場所となっています。
「自然のめぐみは、自然にあふれている。できるだけそのまんま。できるだけじゃまをしないようにお届けしていけたら」と生産者の伊川健一さんは話します。
たのしみかた
基本の淹れ方
■温かいお茶
急須に茶葉2gを入れ250mlの熱湯を注ぎます。
90秒経ったら茶碗に注ぎ切ってください。
2煎目も熱湯で3分が目安です。
■水出しのお茶
専用ポットに茶葉8gと水1Lを入れて冷蔵庫で保存してください。
約1時間後から甘みのある水出しほうじ茶が楽しめます。
ミネラルウォーターを使用する場合は、硬度の高い水ではお茶の味が十分に出ないため、軟水をお使いください。
保存方法
茶筒や保存瓶で
開封前は直射日光、高温多湿を避けて常温で保存してください。
開封後は湿気に注意して茶筒や保存容器で密閉して保存してください。
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