ナチュラル・ハーモニーでは、自然な素材で、誠実なつくり手さんが手掛けた貴重な衣食住アイテムをお取り扱いしています。自然やつくり手さんとお客様とをお繋ぎする橋渡しとして、商品を無事にお客さまの元へお届けすることが、わたしたちの大事な役割と考えています。
そのため、梱包方法においても、わたしたちがつくり手さんから受け取ったときと、極力同じ状態でお客様にも手に取ってもらうことを大切にし、商品はもちろんのこと、つくり手さんの想いもそのままお客さまにお届けしたいという気持ちで、日々改善に取り組んでいます。
当店は、農産物・加工食品・生活雑貨とお取り扱いアイテムが多岐に渡ります。そのため、例えば、主に繊細な野菜・果物類のご注文の場合と、主に瓶などの加工食品のご注文の場合と、主に衣類などの雑貨のご注文の場合とでは、適した梱包方法が異なります。また梱包に対するお客様のご要望も「極力簡易にしてほしい」という方もいれば「絶対に破損がないようにしてほしい」などさまざまなため、個々のご要望をすべて満たすことは難しく頭を悩ませている日々です。
じつは、当店で出荷の多くを占めるのは野菜類です。他の商品に比べて非常に繊細で丁寧に扱う必要があるため、現在は野菜が輸送中に傷まないことを優先に考えて梱包をしています。
野菜についた泥が他の商品につかないようにしたり、野菜同士が当たって傷まないようにするため、必然的に緩衝材を多く使用することになります。そのため、お客様にとっては過剰梱包と感じることもあるかもしれません。
また、瓶商品などの割れ物は割れないことを優先し、厚めのエアパッキン(プラスチックのプチプチ)で包んでいます。環境のことを考えるとプラスチックフリーな梱包をしたいのはやまやまなのですが、緩衝力が落ちると破損が増え、代品発送の数が増えることになります。
破損が発生するということは、つくり手によってつくられた貴重なアイテムを、お客様へお繋ぎする前に無駄にしてしまうということでもあります。代品を用意するということは、商品の製造に使われる資源や輸送にかかるエネルギーや排出されるガスが2倍になるため、結果として環境の負担にもなり得ます。
そのため、緩衝力の高いプラスチック資材を適切量使用して破損を減らすことが、現時点での暫定的な最適解であると考えています。
でも、本当の目標は、プラスチックを使わず破損させないことなので、日々改善できることをしながら目標を達成できるようにしていきたいと考えています。